阿蘇のジオサイト紹介

17.押戸石ジオサイト

押戸石ジオサイト

自然と文化との融合

 古い時代の安山岩の山が、火砕流に埋め残されたもの。山頂には巨石群がみられ、古くから祭事の場所として使われてきたと考えられています。巨石の並びは、貫入岩による可能性も指摘されています。

押戸石

 標高845メートルの丘陵地にある安山岩の巨石群。最大のものは高さ5.5メートル、周囲15.3メートルの巨岩でピラミッド型をしています。この巨石群は、古くから岩座(いわくら)として地元の人々に大切に祀られてきました。この場所からは、北外輪の火砕流台地の草原景観を一望できます。